初代HIACE 路上復帰物語 整備編 その⑥

順調そうに見えるハイエース復活物語ですが、やはり色々とトラブルが発生します。

部品を交換してはい終わり!なんて簡単には直りません。25年間放置してあった車ですから。

ラジエターからクーラントが漏れてきたり、ボルトが錆びていて回らなかったり折れたり、新品が出ない部品は現物合わせで揃えたり。

そんなトラブルもどうにか乗り越えないと路上復帰できません。

そんなトラブル対策に頭を悩ませつつ、今日も頑張って直しましょう。


そろそろブレーキ周りをやります。

リフトで持ち上げ、タイヤを外してブレーキをばらします。



ドラムとライニングを外して、いつものライニング屋さんへ出します。

ドラムの研磨とライニングの張替えです。

ライニングの厚みは充分でしたが、古くなると剥離してしまう事があるので張り替えたほうが安心です。

ドラムは錆取りを兼ねて研磨します。

ライニングを外した所でホイールシリンダーを交換しようとした所

マジですか・・・

届いてる部品が違う・・・

しかも前後違う!!!






どうすんだー!!??

仕事が止まってしまいました。

部品が揃ったと思っていたのに、このままではリフトから降ろせません。

リフトでしかできない仕事が入ってきたらヤバイです。

部品屋に連絡して正規の品を探してもらう間、クラッチのレリーズを組みます。

こんな感じでホーニングします。


あっさりと組み終わりました。

スタビブッシュも交換します。現物合わせで交換。これも問題なく完了。

タイロッドエンドブーツは明日部品屋に渡して探してもらいます。


次はタンクを積みましょう。

錆取り後、タンクの外側をゴムハンマーでドカンドカンと叩いて、しぶとく張り付いている錆を落とします。

結構出てきました。錆恐るべし。タンクの端に錆を寄せて掃除機で吸って完了。

錆だらけだったフューエルセンディングユニット(燃料系の浮き)も綺麗になり、燃料を入れたら無事動きました。

燃料のキャップは開かないと困るので、鍵を壊していつでも開くようにしちゃいました。ここはそのうち考えましょう。

これで燃料系はパーフェクト!の筈?

しばらくは燃料フィルターをマメにチェックです。


あとはクラッチマスターとブレーキ全部とラジエターか。

毎日少しずつ完成に近づいているような気もするし、近づいた分トラブル発生で遠ざかっている気もします。

また部品探しに戻ってしまいましたが、めげずに頑張りますので気長にお待ちください。



まだまだ続きそう  


Posted by ダイチャン at 22:02Comments(4)HIACE